「テル★ラジ」第116回 リンリンのこれだけ覚えればカタいヨ...
【加工事例紹介】現代に”アンティーク品を活かす”1点物の部品製作
今回は個人のお客様からのご依頼があり、部品を製作いたしました。
当社の中では少し珍しい事例でしたので、ご紹介させていただきます♪
依頼時に製作部品の製作図をお客様が書いてくださっていたので、その図をもとに、詳細打ち合わせを含めテルミックで簡単な製作図面に落とし込み、確認させていただきました。
部品を作るときには、使用用途にマッチさせるために条件を設定していきます。
内径の寸法・公差・精度の話、材料の話、加工方法の話、用途の話・・・ などなど。
用途は「シャフトにはめて使う部品」とお伺いしておりましたので、ステンレスパイプ継手 と名称をつけさせていただき製作手配を進めていきました。
▼▼▼▼▼▼完成品がこちらになります▼▼▼▼▼▼
【ステンレスパイプ継手】
材質 SUS304
加工 フライス加工・旋盤加工
自社設備で検査を実施
大変綺麗な仕上がりになっております!!!以下はお客様から頂いた写真です。
実は、何の軸にはめる部品だったのかと言いますと・・・
なんと、椅子でした!!!
しかも、椅子部分は国鉄DE10形ディーゼル機関車に実際に使われていたアンティーク品で、
軸から下の部分は現代にある椅子の軸とキャスターを使っているそうです。
時を超えてもなお素晴らしい品物を、現代において長く使用して楽しむのはとても素敵なことだと感じました♪
素敵な製品を活かすための部品製作に携わることが出来て光栄です✨
弊社はTwitter(https://twitter.com/tel_mic)を広報担当が投稿しているのですが、
たまたま「テルミック」でエゴサーチをしていた時に、
製作した製品をお客様がTwitterにアップしてくださっていたのです!
なんという出会い・・・(これがSNSの力)
足部と座面部を接続するステンレスパイプ継手、株式会社テルミックさんにワンオフで作ってもらった。無事収まった! これでDE10の椅子、完成。 pic.twitter.com/zO4HrfYrjA
— mipsparc (@mipsparc) April 19, 2021
部品の紹介にもご快諾いただき、ご情報提供含め、心より感謝いたします。
知っていたはずなのに、「身近に、ものづくりがある。」ということに改めて感動を覚えるとともに、お客様の生活に役立っている、ご満足いただけているという感謝の気持ちを感じました。
私たちは産業用機械や設備、治具等の金属加工部品のBtoB企業様向け製作がメインですが、生活を見渡してみると金属加工部品というのは沢山あります。
何に使われて、どんな完成形になって、この部品がどんな役割を果たすのか、それが分かって初めて感じる”ものづくりの面白さ”。
”作りたいものを、作りたいときに、作ることができる”カスタマイズの自由さ。
様々な技術を実現するために、製造業は様々な業態があり、協力し合ってものづくりができています。
色を付けたり、穴をあけたり、特殊な処理をしたり、曲げたり、切断したり、溶接したり・・・一つの部品でも様々な変化を起こすこができます。
「ものづくりは、身近にあって、もっと自由だ!」
ものづくりは生活を豊かに便利にしている。
当たり前になっている素晴らしい「ものづくり文化が身近にある」ということを、
もっと、たくさんの方に知って欲しいと心から思いました。
今後も、沢山の皆様にご利用・ご支援いただき、
テルミックの力を最大限発揮して製造業を盛り上げていきます!!!
<治具部品や改善部品、ちょっとした試作や金属加工のご依頼!大得意です♪>
↓↓↓簡単にお問い合わせできます↓↓↓